RIPPER Magazine (リッパーマガジン)
Vol.19
【CONTENTS】
YUKIO SATO / THE LEGEND OF MOTORCYCLES DEN
日本のチョッパーシーン、その先駆者たる男が拓いた道
1978年、東京で“Motorcycles DEN”の看板を掲げ、 80年代からアメリカのハワイに進出した後、米国本土のカスタムショーで独創的かつハイテックなマシンを出展し、見事トロフィーを獲得した男────今や世界から注目を集める日本のカスタムシーンであるが、その流れの起点であり、先駆者がここに見る佐藤由紀夫という人物だろう。
1993年に不慮の事故によって、この世を去ったことから彼を“伝説”のように語るムードも今の日本の業界に色濃く残るのだが、しかし、きっと本人はそれを望んでいない。おそらく求めるのは“表現者”としての正当な評価だ。だからこそ、後世に語り継ぐべき佐藤由紀夫の軌跡をこの特集では伝えたい。